
職場の先輩が給料低いって !よくボヤいてるし、
実際ネットで調べると高くないけど、実際はどうなの?

確かに業種や統計データによっては整備士の給料は他よりも高くないけど、働く場所と働き方によっては平均よりも給料をもらえてるところは全然あるよ!
実際、僕自身もディーラーで勤めた時は平均年収よりも100万円以上いただいてたし、現在は民間で勤めてるけど、民間の整備工場の平均年収よりも100万円以上いただいてるよ。
そこで整備士として20年以上働いてる僕が実際のところ、どうなのかお伝えします!
自動車整備士の平均給料は?

令和6年度(2024年度)整備士の平均年収を自動車振興会連合会の実態調査よると
| 民間整備士 | ディーラー整備士 |
| 平均年収 | 平均年収 |
| 425.8万円 | 509.4万円 |
出典:日本自動車振興会連合会
そこからボーナスや社会保険料を含めた計算を考慮した手取り額の例結果
前提条件
独身・扶養なしの場合の目安:社会保険料+税金の控除率 (0.8)約20%
| 民間整備士の場合 |
| 年収:425.8万円 |
| ボーナス:年2回・合計2ヶ月分(約71万円) |
| 月給総額:425.8万円−71万円=約354.8万円 |
| 月給:354.8万円÷12ヶ月=約29.5万円 |
| 手取り月給:29.5万円✕税率0.8=約23.6万円 |
| ボーナス手取り:約71万円✕税率0.8=約56.8万円 |
| ディーラー整備士 |
| 年収:509.4万円 |
| ボーナス:年2回・合計3ヶ月分 (約84.9万円) |
| 月給総額:509.4万円−84.9万円=約424.5万円 |
| 月給:424.5万円÷12ヶ月=約35.4万円 |
| 手取り月給:28.5万円✕税率0.8=約28.3万円 |
| ボーナス手取り84.9万円✕税率0.8=約67.9万円 |
実際の給料事情

ここからは整備士として働いてる僕と同じく整備士として働いてる友人の給料事情を例に話するね。
著者本人の例
整備士として20年以上勤務する中でディーラーで10年以上勤務し、その後転職して現在は民間整備工場で勤めています。
ディーラー時代
入社当初は月給18万円ほどだったと記憶してます。
その後、社内資格を取得し、知識と経験を積み重ね
中堅になる頃には店舗の班長に専任していただき、
月間平均残業時間が20時間で年収が600万円以上いただいてました。
民間整備工場
その後、転職を決意。
民間整備工場へ転職後はディーラーに比べれば、年収は下がりましたが時間は大幅に取れるようになりました。
単に年収だけを見れば下がってるようだけど、実は残業がないのに手取りで30万円いただいてるから時間単価で言うならディーラーよりも多いよ!
年収にすると500万円はいただいてます。
高年収整備士友人の例
富裕層向けの店舗で働いてる友人は年収700万円以上稼いでると聞いてます。
富裕層向けの店舗なので工賃単価が高いため、売上が好調の時はインセンティブもそれなりに入ってくる。
個人的な意見だけど、残念ながら基本定時退社はなくほぼ毎日2〜3時間程度残業だそうです。
異業種に転職した友人の例
別の友人は車の整備から機械系の整備へと転職して収入アップとワークライフバランスをゲットできたと聞いてる。
以前勤めていた会社ではちゃんと評価してもらえように努力してたけど、報われなかったようでした。
そこで整備士に特化してる転職エージェントを利用して、見事に転職に成功し、
転職後、初年度から以前働いていた会社に比べて大幅な年収アップを実現したそうです。
収入アップ方法

三者三様でみんな働き方が違えど、共通して収入を上げてるのは各々が持ってるスキルを今いる場所で上手く価値提供してるからだと思います。
技術と知識習得
簡単ではないですが収入を上げるには、やはり技術や知識を身につけることは必要不可欠だと思います。
資格取得
ほとんどの企業は整備士の資格や自働車検査員の資格に手当が支給されてるから取れる機会があるのであれば、取って損はないと思います。
特に検査員はどこの企業の求人でも持ってるだけで重宝されてるし、ほとんどの企業が手当を支給されてるよ。
転職
技術、知識、資格の武器をもって転職活動にチャレンジしてみれば、恐らくそれ相応の報酬を提示してくれるのではないでしょうか。
なので、まずは自分の市場価値がどの位置にあるのか確認するのはいいと思います。
まとめ|給料が安いは本当?整備士が収入をあげるためにできること
「整備士の給料は安い」と言われるのは事実の一面です。統計的な平均年収を見ると、他業種と比べて高いとは言えません。ただし、実際には 働く場所・スキル・資格・転職先 によって収入は大きく変わります。
ディーラーで高収入を得る人、民間工場で残業なしでも手取りを確保している人、そして異業種に転職して年収アップを実現した人など、同じ「整備士経験者」でもキャリアの選び方次第で大きな差が出ています。
収入アップのためにできることは、次の3つに集約できます。
- 技術と知識を磨く
日々の整備経験を積み、最新の技術に対応できる力を持つことで評価が上がります。 - 資格を取得する
自動車整備士資格や自動車検査員資格は、多くの企業で手当や昇給に直結します。 - 転職で市場価値を試す
経験や資格を武器に、自分の市場価値を知り、より条件の良い職場を探すことも有効です。
「給料が安い」という状況を変えられるかどうかは、自分の選択と行動次第です。今の環境に満足できないなら、まずは自分の市場価値を確認してみることから始めてみましょう。


コメント